バリュー株?
【目次】
・今回は破砕・解体用建機メーカーのオカダアイヨンを分析していきます。
・欧米にも販社があるので、円安は追い風か? それではどうぞ。
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・解体用重機アタッチメントの売り上げが半分を占めています。
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・機械系って、商品の良しあしが正直よく分からないんですよね(えっ)
・じゃあどうしたらいいねんって声が聞こえてきそうですが、私個人としては、ある程度企業の情報を調べたら、あとはチャートの形から今後の動きを予想するのが一番ではないかと考えています。つまり、ファンダメンタルとテクニカルをうまく掛け合わせるということです。
・それでは、本日はこの辺で……今日も一日お疲れさまでした★
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【銘柄情報】
銘柄 オカダアイヨン(6294)
東証プライム
業種 機械
株価 1,547円(2022/4/29現在)
利回り 2.07% (権利確定月 3月/9月)
PBR 1.02倍
PER 10.3倍
配当性向 25.2%(配当:30円予想)
自己資本比率 51.0(優秀)
買時 → 1,500円付近で買えたらグッド
【日足チャート分析】
・いい感じの上昇トレンドです。
・下値を結んだラインが順調に切りあがっており、今まさに下値からリバウンドしたあたりなので、1,600円あたりまで上昇しそうな感じですね。
・2022年3月中旬までは上値が1,500円くらいで押さえつけられていたのですが、4月に入ってからそこをうわ抜けて、逆に1,500円がサポートラインに変わっています。
・株価は短期、中期、長期移動平均線すべてを超えた位置にいます。
・ボリンジャーバンド(売られすぎ、買われすぎの参考)でみても+1σを少し超えたあたりなので、まだ急激に買われすぎという印象はありません。
・ただし……直近で出来高が少ないのが少し気になります。
・3月にあった30万株近く信用売り残が4月にはほぼ0になっていますので、大幅な買戻しがあったと思われます。つまり……下がると思っていた人が考えを変える程度には強いトレンドになっているのではないでしょうか。
【週足チャート分析】
・2017年からの長い下落相場が落ち着き、2020年ごろから上昇トレンドに転換しています。
・中期的にみると非常に綺麗な上昇トレンドです。
・欲を言えば、下値を結んだサポートラインである1,450円くらいで買えたら利幅を更に増やすことができるかもしれないですね。
【月足チャート分析】
・2017年に南星機械をM&Aして株価爆上げしてます。
・後述しますが、業績自体M&Aで伸びてはいますが、少し物足りない感があったのか、一度株価を上げたあと、売りが続いた様です。
・上昇トレンドであることには間違いありませんが、今後もどんどん上昇していくかは微妙なところ。(上昇トレンドもいつか終わりがきますからね)
・PER10倍付近と今のところ割高感はありませんが、今後業績が大幅に伸びていくかといわれたらちょっと微妙です。
【業績】
・最高の売り上げを記録したのは2020年で17,957百万円となっている。
・2022年は、20,000百万円と強気の見通しを出してきている。
・海外の売りあげ比率が19%程度あるので、円安は多少の追い風になると思います。
・海外の販売構成はこんな感じ。ロシア、ウクライナ情勢の影響は……そこまでなさそうです。
・株主優待はオカダアイヨン・プレミア身優待倶楽部というサイトで使えるポイントがもらえます。(カタログギフトのインターネット版みたいなものですね)
・3/31を基準日として、保有株式数に応じてポイントがもらえます。保有株式数ともらえるポイントは下図の通り。
・注意点としては1年以上の保有が必要なことと、初年度と2年目以降ではもらえるポイント数が変わってくるところ。(要は長期間保有してねってことですね)
・ただし、下落トレンドに再び入ったら早めに売り抜けたほうがよい
結論:基本優待ねらいで長期保有推しだが、下落には注意が必要
※特定の銘柄の購入を促すものではありません
※投資はすべて自己責任でお願いします
【以下個人的感想等】
・機械系って、商品の良しあしが正直よく分からないんですよね(えっ)
それぞれの企業が独自のノウハウや技術を持っているは間違いないのでしょうが、素人にはどうしても分かりづらいので結局【名前を聞いたことがある企業】とか【雑誌で紹介されていた】とか【ユーチューバーが紹介していた】みたいなところにどうしても目がいってしまいます。
・余談ですが、ユーチューバーの方やTwitterで発信されている方って、どうやって目ぼしい企業を絞っているのでしょうか。マネックス証券のスクーリング(銘柄スカウター)が優秀という話は聞いたことがありますが、結局のところ、よい条件で絞っていったら、毎回おなじみの顔ぶれしかヒットしないのでは……? とか思ってしまいます。
・とは言ったものの、どの分野の企業でも、やはりその企業を本当の意味で理解することは非常に困難だと思います。目まぐるしくトレンドが変わっていくなかで、やれ商社だ、やれ銀行だ、やれ原油関連企業だと言われても、みなさんついていけますか? (いやまあ賢い人なら可能なのでしょうが、私は凡人なもので……)
その企業について徹底的に調べ上げていたら、買いを入れる前にトレンドが終わっているかもしれませんね。
・なにやら愚痴っぽくなってしまいましたが、何が言いたいのかと申しますと、【表面だけ軽くすくって分かったつもりになるのが一番危ない気がする】という事です。長期的に見たらファンダメンタルが非常に重要ですが、短期的、中期的にみたとき、個人投資家にはそれを判断するに足るだけの良質な情報もスピード感も不足していると感じるわけです。
・じゃあどうしたらいいねんって声が聞こえてきそうですが、私個人としては、ある程度企業の情報を調べたら、あとはチャートの形から今後の動きを予想するのが一番ではないかと考えています。つまり、ファンダメンタルとテクニカルをうまく掛け合わせるということです。
・何を当たり前のことを……と上級者の方は思うでしょうが、案外、初心者投資家の方(自分も含めですが)はそれができていないのではと思います。
【業績がいいからいつか上がるはず!買っちゃえ!】や【ここ最近めっちゃ下落してる!そろそろ反発するはず!買っちゃえ】……数日後の大後悔。みなさんこんな経験ゼロではないですよね? 何事も多角的に分析しないと、本質を捉えることは難しいですよねというお話でした。
・それでは、本日はこの辺で……今日も一日お疲れさまでした★
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